◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇杉並消防防災マガジン【Vol.30(2007.12.1)】◆◇◆◇◆
〜皆さんこんにちは、杉並消防防災マガジンです〜
杉並消防署 電話番号 03−3393−0119
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◎ 東京消防庁からのお知らせ
冬の生活に、暖房器具は欠かすことのできないものであり、真冬でも快適
な生活を送ることが出来るようになりました。
東京消防庁管内で平成18年中に発生した火災5,915件のうち暖房器具に関連する火災は191件でした。原因は下の表のとおりで、そのほとんどが誤った取扱いによるものでした。
取扱説明書をよく読み、器具を正しく取扱い、きちんと管理しましょう。
(1)暖房器具を出火要因とする火災の発生状況
(2)暖房器具からの火災を防ぐポイント
可燃物、接近しすぎは危険!!
· ストーブの上で洗濯物を乾燥すると、落下した時、火災となるおそれがあります
· カーテンや衣類・布団のそばでの使用は危険
スプレー缶をストーブ・ファンヒータの上やそばには置くと危険!
缶の内圧が上昇して破裂し、爆発するおそれがあるので絶対にやめましょう。
寝るときや外出するときは必ず火を消しましょう
長期間使用しないときにコンセントを抜き、収納するときは電池を抜きましょう。
カートリッジタンクの口金は確実に締まったことを確認してからセット!
給油時には必ず消火し、火が消えたことを確かめてから火気のない場所で給油しましょう。
(3)ハロゲンヒータによる火災の特徴
平成13年に発生していなかったハロゲンヒータによる火災は、平成18年に26件発生しています。ハロゲンヒータは熱効率が良く小型、軽量、静音、空気を汚さないなどの特長により暖房器具として急速に普及しました。
このハロゲンヒータを起因とする火災の原因は「可燃物が接触する」、「可燃物を置く」、「構造不完全」、「放射を受けて発火する」の順となっています。
まれに、テレビのリモコンスイッチ操作で誤作動し、発火した事例が発生しています。
(1) 年末年始は救急出場件数が急増します!
月別の出場件数では、12月が最も多く救急車が出場しています(グラフ1)。
原因として、風邪やインフルエンザなどの冬季に流行する病気のほか、忘年会の急性アルコール中毒、餅による窒息、さらには入浴中の事故が考えられます。
(2) 飲酒による事故をなくしましょう
平成18年中の年齢別急性アルコール中毒搬送人員は下のグラフのとおりです。
6,271 2,568 810
グループで飲酒する場合は、一緒に飲んでいる周囲の方も節度ある飲酒について注意を払うことが大切です。また、20歳未満の若年層にも少なからず発生しているため、保護者や指導者がルールを守るように指導することも必要です。
(3) 入浴による事故を防ぎましょう
一日の疲れを取るため、ゆっくりと湯船に浸かるのが好きな人は多いことでしょう。しかし、心地よい入浴中にも事故の危険性は潜んでいます。
家庭内で発生した不慮の溺水事故の月別搬送人員(平成18年中)
12月から4月にかけての搬送人員が増加しています。寒くなるにつれ、浴槽のお湯に浸かる機会が増えてくるためと思われます。
家庭内で発生した不慮の溺水事故の年齢別搬送人員(平成18年中)
70歳以上の高齢者になると、複数の慢性疾患を抱える方が多くなります。心臓、肺の慢性疾患や高血圧症等が入浴時の事故に関係するからではないかと考えられています。
高齢者の入浴時や小さな子供が浴室の近くにいるときなどには、なるべく一人だけにせず、目を離さないようにしましょう。
(4) 救急車の適正な利用について
東京の新しい救急サービス「救急相談センター」が誕生
「救急車を呼んだほうがいいのかな?」、「診療可能な病院を教えて欲しい」という場合はこちらです。
受診等の判断や応急手当のアドバイス、診療可能な医療機関をご案内します。救急隊経験者や看護師などが医師との連携のもと、24時間年中無休で救急相談をお受けします。
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災害情報(杉並消防署管内11月30日現在)
火災件数 : 109件(昨年同時期比 −10件)
救急出場件数:17,372件(昨年同時期比−492件)
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