◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇杉並消防防災マガジン【Vol.41(2008.11.1)】◆◇◆◇

 皆さんこんにちは、杉並消防防災マガジンです〜

                杉並消防署 電話番号 0333930119

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 杉並消防署からのお知らせ 

 

 

 

1.火災から尊い生命を守ろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 


                              (じゅう)(けい)()(じゅう)(たく)(よう)()(さい)(けい)(ほう)()

(1) 火災予防運動の期間と目的

 秋の火災予防運動が11月9日(日)から15日(土)までの一週間にわたり、全国一斉に実施されます。

 この運動は、都民の皆さんに防火防災に関する意識や行動力を高めていただくことにより、火災の発生を防止し、また、万一、発生した場合にも被害を最小限に止め、火災から尊い生命と貴重な財産の損失を防ぐことを目的としています。

 

(2) 平成20年上半期(1月〜6月)の火災状況

 平成20年上半期の出火原因上位5位

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

出火原

件数(前年同期比

放火・放火の疑い

870件 (−151件 14.8%減) 

たばこ

476件 ( −65件 12.0%減) 

ガステーブル等

322件 (  +1件  0. 3%増) 

火遊び

98件 ( +23件 30. 7%増) 

電気ストーブ

92件 ( +37件 67. 3%増) 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 


※ 火災件数等の数値は6月30日現在の速報値であり、後日変更することがあります。(以下同じ。)

 

 

 

 

(3) 住宅防火対策を進めよう

■ つけましたか?住宅用火災警報器                                

東京消防庁管内では、平成22年4月1日から住宅用火災警報器の設置がすべての住宅に義務付けられます。住宅用火災警報器は、火災から尊い命を守るため大変有効な機器であることから、早めに住宅用火災警報器を設置しましょう。

既に住宅用火災警報器が設置されているご家庭では、いざというときにきちんと警報器が作動するように、定期的な電池交換など日頃の維持管理に努めてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 住宅用火災警報器と偽った、高額な警報装置の訪問販売に注意してください 

 平成20年5月、東京消防庁管内の住宅において、販売員2名が「住宅用火災警報器が法令で義務化された。全ての住宅で設置しなければならない。」と言って住宅用火災警報器ではない警報装置を数十万円で売りつける事件が発生しました。

 また、住宅用火災警報器の設置調査と偽り、業者になりすまして住宅内に入り込み、金品を盗む窃盗事件も発生しています。

 今後も、このような事案の発生が懸念されますので、次の点に注意して被害に遭わないようにしましょう。

@ 住宅用火災警報器は、数千円から1万数千円程度で購入できます。

A 既存住宅の住宅用火災警報器の設置義務は、平成22年4月1日からです。

B 強引な営業や購入について不安を感じた場合は、その場で消防署や消費生活センターへ連絡してください。

C 消防職員が、住宅用火災警報器を販売することや、特定の業者に販売を依頼することはありませ 

ん。

D 購入に際して生じた契約書等の書類は必ず保存してください。

E 高額な商品を買わされた場合でも状況によっては取消ができる場合があります。諦めずに消防署や消費生活センターへ連絡してください。

 

 住宅用火災警報器を入手するには 

 防災設備取扱店や電気器具販売店、ホームセンター、家電量販店などで購入することができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


■ 暖房器具を正しく使おう                                    

平成20年上半期に発生した住宅・共同住宅の火災(1,243件)において、家庭電気製品の主な出火原因を見てみると、電気ストーブによるものが89件、電気こんろによるものが23件、コードによるものが20件発生しています。(件数は6月末現在)

電気ストーブは、見た目には直火(炎)がなく安全に思えますが、暖房器具であり高熱を発することに変わりがないことを忘れず、使用に際しては、燃えやすいものから離すなど十分な注意が必要です。また、就寝中は危険ですので絶対に使用しないでください。

コードでは、家具等の下敷きや押付けによりストレスが加わり配線が短絡したり、コンセントでは、内部の接触部が緩み発熱するなど普段目に見えないところで火災が発生することがあります。

普段使用している電気製品が使用中に、突然止まってしまうなどの異状を発見したら、電気製品の異状を疑うほか、コンセントや延長コードの点検も合わせて行うことが大切です。また、日常使用していない器具は電源を切っておくよう心がけてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 (4) 地域の防火安全対策を進めよう

■ 放火されない環境づくり                                   

放火は不特定多数の人々の生命、身体及び財産に危険をもたらす極めて悪質な犯罪です。東京消防庁管内において、放火火災は昭和52年以来、出火原因のワースト1となっています。平成20年上半期では870件の放火火災(放火の疑いを含む。以下同じ)が発生し、前年同期と比べて151件減少していますが、火災総件数に占める割合は28.9%で約1/3を占めています。

放火火災は人目の届かない場所や外灯のない暗い場所、そして、人の活動が少なくなる深夜の時間帯に多く発生しています。これらのことから、住民や事業所、町会・自治会などが一体となって、地域ぐるみで放火させない環境づくりを進めましょう。

 

放火されないためのポイント
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


(1)          平成19年中の119番受信件数について

 平成19年中に東京消防庁の災害救急情報センターで受信した119番の件数は1,002,524件で、一日に平均すると2,747件、約31秒に1件の割合で受信したことになります。(表1)

 

1 平成19年中の119番受付件数

 
 

 


平成19

平成18

対前年増

119番受付件数

1,002,524件

999,539件

2,985 件増

 ( 0.3% 増)

1日平均

2,747件

2,738件

9 件増

平成19年における1日最多受付件数   3,321件  12月29日(土) 

 

(2)          正しい通報要領について

 いざという時に備えて、電話のそばに「住所、名前、目標、電話番号」を記入したメモなどを準備しておきましょう。

【火災の場合の通報要領】

東京消防

通報

消防庁、火事ですか、救急ですか。

火事です。

そこは、何区(市)、何町、何丁目、何番、何号ですか。

千代田区大手町一丁目3番5号

○○ビルです。

何が燃えていますか。

(例)3階の事務室が燃えています。

(何が燃えているか具体的に伝えてください。)

 

【救急の場合の通報要領】

東京消防

通報

消防庁、火事ですか、救急ですか。

救急です。

そこは、何区(市)、何町、何丁目、何番、何号ですか。

千代田区大手町一丁目3番5号

○○マンション○号室です。

どうしましたか。

(例)父が突然倒れて、意識がありません。

(誰が、どうしたのかを伝えてください。)

名前と電話番号を教えてください。

(以後の問い合わせのために聞く場合があります。)

○○○です。

電話は○○○○―○○○○です。

 

角丸四角形:  年間約100万件の119番通報の中には、いたずら通報も少なからずあり、適正な利用について都民の皆様のご協力とご理解をお願いします。
 

 

 

 

 

 


 消防クラシックカー乗車撮影会のお知らせ

消 防 博 物 館

 

勤労感謝の日特別企画

 

11月23日(日)「勤労感謝の日」に消防博物館では、消防の仕事に慣れ親しんでいただくために、特別企画「消防クラシックカー乗車撮影会」を開催いたします。

 

1 開催日時  平成20年11月23日(日・勤労感謝の日)

          1回目 午前10時から12時まで

          2回目 午後 2時から 4時まで

 

2 開催場所  消防博物館  地下1階展示場

160-0004  東京都新宿区四谷3−10

        【最寄り駅】 東京メトロ丸ノ内線 四谷三丁目駅A番出口直結

 

3 対象者   来館者で希望される方

 

4 実施内容  地下1階展示場に展示している消防クラシックカー「アーレンス‐フォックス消防ポンプ自動車」にご乗車いただき、撮影した画像をその場でポストカードにしてプレゼントします。この機会に是非ご参加下さい。

    持参されたカメラでの撮影も可能です。

 

5 参加費   無料

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アーレンス‐フォックス消防ポンプ自動車

 

       秋の所蔵品公開展示「安政大地震と鯰絵展」開催

平成20年11月1日(土)から12月7日(日)まで

 

東京消防庁 消防防災資料センター 消防博物館

URL http://www.tfd.metro.tokyo.jp/ts/museum.htm

【開館時間】午前9時30分〜午後5時00分

【休館日】 毎週月曜日(国民の祝日にあたる場合は翌日)1228日〜14

【入館料】 無料

【問合せ先】п@ 03−3353−9119

Fax 03−3353−9925

Mail hakubutukan@tfd.metro.tokyo.jp   担当:大久保・加藤

 

災害情報(杉並消防署管内10月3日現在)

  火災件数  :   99件(昨年同時期比       −5件)

  救急出場件数:14,646件(昨年同時期比 −1,221件)

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  東京消防庁ホームページ http://www.tfd.metro.tokyo.jp/

  杉並消防署ホームページ http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-suginami/

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杉並消防署E-mailsuginami@tfd.metro.tokyo.jp

 上記E-mailへ書き込みでの災害通報は、119番通報とはなりません。ご注意ください。**